体に合った椅子選びとは

1.最適な姿勢

人間の骨の形状は寝ている状態、または立っている状態が背骨にとって一番いい状態とされています。その理由は椎間板が平行になり神経を圧迫しないからです。といっても人間は立ってばかりいたり、寝てばかりではいられません。そこで椅子に座ることになりますが、座っていても立っている時と同じ椎間板が平行になる姿勢を取れる椅子が理想です。
そこで椅子の中でも特に重要な部位が背もたれです。
背もたれの背は、「S」の字状にサポートされているのが理想的と言われています。Awazaの椅子は背骨がSの字になるようサポートされるため腰への負担を軽減できるのです。

2.椅子は第三の服

椅子は体に密着して使うので、下着、上着に次ぐ3番目の服とも言われます。下着も上着も自分の体型、サイズにあったものを選びますよね。椅子も全く同じです。ですから自分で使う椅子も自分のサイズにあった椅子が快適なのはお分かりいただけるかと思います。

3.日本人の椅子研究

海外、例えばアメリカ、ヨーロッパには自分の国の人間を計測し、快適に座れるよう研究した「椅子の人間工学」があるように日本にも日本人の体型に基づいた「椅子の研究」があります。それが世界的にも評価が高い元千葉大学、小原研究室の椅子の人間工学です。
それは「椅子のプロトタイプ」として公表されています。
日本のJIS、椅子の日本工業規格の元になっています。

4.肘掛けはどうして必要か

肘掛けがある椅子がオススメです。なぜかというと体重比で左肘、右肘はそれぞれ全体重の8%ずつ、合計で16%。体重50kgとしてその16%は8kg。左右4kgmずつ。
2リットル入りのペットボトルが2kgですから、左右2本ずつのペットボトルと同じ重量と考えるとその重さが理解できると思います。その重量を支えるのが時の役目なのです。
ですから椅子の肘に腕を乗せるとその重量を支えるだけでなく肩の筋肉をリラックスさせることができるのです。
そして立ち上がる時のサポートになります。しかし、肘は椅子に座るときに邪魔になる場合があります。そこで、邪魔にならない「ちょい肘」がお勧めです。

5.オイル仕上げとウレタン仕上げの違い

最近はオイル仕上げが人気です。しかし、一般的に販売されている椅子のほとんどはウレタン仕上げです。それには理由があります。ウレタン仕上げは表面に空気を遮断する
ウレタン塗装をすることによって空気を遮断し、濡れ雑中で拭いても問題ありません。オイル仕上げの良さはそのナチュラル感にあります。あとでサンディングをかけることも可能です。しかし、水を選らすと染みになります。オイル仕上げはマメにメンテナンスが必要です。